2008年11月12日水曜日

■サミット開催の趣旨と歴史


 2008年7月30日、東京・早稲田大学の大隈講堂の地下で「社会起業支援サミット2008」が行われました。
 全国から下記の社会起業家10団体をお呼びし、彼らの話を市民300人を動員して聞いたのです。


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主催:産学官研究推進センターインキュベーション推進室+都市・地域研究所
後援:キャリアセンター、NPO学生キャリア支援ネットワーク
協力:早田宰(早稲田大学 社会科学総合学術院教授)

運営主体:社会起業家支援委員会CCC(Change maker Cooperation Committee)


 また、とかく広告予算を割けない社会起業家(とその志願者)に対して「マスコミ0円広報術」を、紙媒体から放送媒体までコンテンツを製作をしてきた今一生が無料レクチャーしました。

 さらに、サミット終了後は市民がそれぞれ関心を持った団体とゆっくり話せる『カフェ・ミーティング』をセッティングすると、団体へのインターンになったり、社会貢献にスポンサードするようになる社長が現れたり、自ら社会起業を目指す若者が出てきました。

 このサミットは、そもそも同年春に経済産業省が「ソーシャルビジネスの認知度は16%」と発表したのを受け、より多くの市民に「社会起業家」を知ってもらおうというアクションを始めようと、フリーライターの今一生の社会起業ゼミに出入りしていた学生と社会人が運営スタッフを呼び掛けあってサミット開催の実現に動き始めたものです。

 そこで、従来のイベントにはない、市民が参加するだけで社会起業家を支援できる仕組みを下記のように6つ設けました。

☆サミット本番前に、社会起業家向けに有益なセミナーを無料提供
☆サミットでは、市民300人に社会起業家が自らの活動と「今欲しい支援」を各15分プレゼン
☆終了後に市民と社会起業家との少人数による「カフェ・ミーティング」をセッティング
☆参加した市民300人分の連絡先・人脈などのデータを社会起業家10団体に提供
読売新聞産経新聞サンデー毎日プレジデントオンラインなど報道関係者の取材をブッキングし、社会起業家への関心と認知を拡大
☆サミット終了後も各団体の活動をブログインタビュー記事を紹介したり、サミット当日のプレゼン映像をYoutubeなどの動画共有サイトにアップして広報を支援

 そして、2009年は、東京だけでなく、日本全国で「社会起業支援サミット」を行えるよう、運営マニュアルを無料公開し、mixiなどを通じて全国47都道府県の有志に地元開催を呼びかけ、社会起業への関心度アップに意義を感じる人材の掘り起こしを試みることにしたのです。

 おかげさまで、2009年は全国25県で「社会起業支援サミット2009」を開催できました。
 これは、経産省がソーシャルビジネスの認知拡大のために行われている全国9ヵ所のフォーラムよりも大規模で、市民の総動員数も上回るものでした。

 2010年は、まだ「社会起業支援サミット」が行われていない県での開催を支援していく他、社会起業支援サミットの全国開催を支援する以外に、今年はITを駆使した世界同時多発イベントや、全国・社会起業家スタディツアーなどのソーシャルアクションの企画を検討中です。

 社会起業家支援委員会(CCC)では、毎年プロジェクトごとに学生・社会人を問わず、有志のスタッフを公募し、他にはない画期的なソーシャルアクションを実行しています。

 興味のある方は、お気軽にメールください(※学生・社会人不問)。
conisshow@gmail.com(今一生/CCC代表)


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